【FX積立】やり方は？危険・儲からないって本当？自動だと失敗する？定期預金との違いは？

FX積立に注目が集まっています。FXで外貨を積み立てるシステムですが、一般的なFXとは異なる特徴があり、リスクを抑えた外貨運用ができる一面を持っています。

単なる外貨運用ではなく、FXならではの柔軟性も持っているため、従来の外貨運用よりも自由に資産形成をしたい人にとって役立つシステムだと言えるでしょう。

本記事ではFX積立の特徴や、メリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

FX積立とは？FXシステムを使って外貨を積み立てられる！

FX積立はFXのシステムを用いた投資方法です。従来のFX取引のシステムを利用し、外貨の積み立てをする仕組みになっています。FXというと活発な取引をイメージしますが、FX積立ではそのような取引は行われません。

FX積立の特徴

FX積立は基本的に自動取引をになるため、従来のFX取引のような手間がかかりません。定期的に外貨を購入し、市場の動きやスワップ（金利）によって利益・損益を得る投資方法になります。

また、レバレッジは最大3倍までと決められているため、FXの中では低リスクだと言えます。1通貨単位から購入できるのも、資金やリスクを抑える特徴だと言えるでしょう。

短期的な運用よりはじっくりと長期的な運用をしたいにおすすめです。また、FXの「いつでも売却可能」という特徴を持っているため、柔軟な取引ができるのもFX積立の魅力です。

FX積立の大きなメリットは、なんといっても「手間がかからない」ということでしょう。本業が忙しくて投資が難しい人、普段は通常のFXがメインの人でも隙間時間で取引が可能です。

FX積立は最初に自動取引のための設定を行います。購入頻度（毎日、毎週、毎月など）や購入金額、必要ならレバレッジ（3倍まで）です。証券会社によってはスワップポイントを再投資に回すか否かの設定もあります。

自動取引のための設定が完了すれば、後は文字通り自動で取引が進められます。チャートを監視しなくても設定通りの条件で取引が進むため、時間がない人でも問題なく投資できます。

スワップポイントが毎日獲得できることや、相場変動が起きた時にはFXならではの売り・買いができることなど、「FX」ならではのメリットが数多くある投資方法です。

FX積立は長期的な運用を前提として考えた方が良いでしょう。従来のFXよりもスプレッドが広くなりがちであることや、レバレッジが最大でも3倍までと定められているのがその理由です。

短期間で大きな利益を上げたい場合には、FX積立よりも従来のFXや他の投資方法が向いています。

ただ、一般的な外貨預金と比較すると「手数料が安い」「スワップポイントが外貨預金の金利よりも高い傾向にある」という点から、外貨に興味がある人や円安に備えたい人は、FX積立の運用を検討してみるのも賢い方法です。

FX積立についてよくある質問とその回答を集めてみました。

A1.低リスクといっても、FX積立は基本的にFXと同様のシステムです。市場の変動によってはロスカットが発生する可能性はあります。

A2.基本が自動取引とはいえ、完全な放置はおすすめできません。市場変動に対応できなければ損失が発生する可能性があります。従来のFXほどではないとしても、できるだけ小まめなチェックをおすすめします。

A3.ロスカットは証拠金維持率が一定ラインを割った時に行われます。購入資金の入金忘れも証拠金維持率に影響しますので、定期的なチェックと入金を必ず行いましょう。

A4.通常のFXと同じく、いつでも売却できます。FX積立はあくまでFXであり、定期預金である外貨預金とは違いますので、任意のタイミングでいつでも売却が可能です。

※記載の情報は2022年4月現在のものです。